
今回のドイツ旅行は、フランクフルトから入り、ヴュルツブルク、ローテンブルク、フュッセン、ミュンヘンと移動する11日間の個人旅行でした。
海外の個人旅行となると、やはり気になるのが言葉の問題です。
ドイツ語はもちろんできません。
英語も、私の場合、長年勉強しているとはいえ、決してペラペラではありません。
では、実際にドイツを個人旅行してみて、英語はどのくらい必要だったのか。
結論から言うと、英語がペラペラでなくても、今回のドイツ旅行では大きく困ることはほとんどありませんでした。
ただし、
「翻訳アプリがあるから語学はいらない」
とまでは思いませんでした。
むしろ、旅の後半では、
AIや翻訳アプリがあっても、やはり語学は必要だな
と感じる場面もありました。
今回はそのあたりを、実際の体験ベースで書いてみたいと思います。
ホテルやレストランでは、英語でほとんど問題なかった
今回の旅行で、英語を使う場面はいくつかありました。
ホテルでのチェックイン。
レストランでの注文。
会計。
予約の確認。
タクシーの手配。
こうした場面では、思ったほど困ることはありませんでした。
たとえば、ローテンブルクのホテルでは、明後日の朝に駅まで行くタクシーを予約する必要がありました。
ホテルの受付で、
「明後日の朝、駅まで行くタクシーを予約したい」
という内容を英語で伝えましたが、まったく問題なく会話できました。
レストランでも同じです。
予約していることを伝える。
料理を注文する。
飲み物を頼む。
会計をお願いする。
カードで支払う。
このあたりは、旅行で使う表現がかなり限られています。
もちろん、完璧な英語で話していたわけではありません。
ただ、こちらの言いたいことは十分伝わりました。
実際のところ、旅行で必要な英語は、それほど難しいものではありません。
「予約しています」
「2人です」
「これをください」
「カードで払います」
「タクシーをお願いします」
こういうレベルの英語が使えれば、かなり何とかなります。
今回の旅行で感じたのは、海外個人旅行に必要なのは、流暢な英語というより、場面ごとの最低限の英語をためらわずに使うことだということでした。
一番難しかったのは、会話よりメニューだった
一方で、意外に難しかったのがレストランのメニューです。
ドイツ語のメニューは当然分かりません。
ただ、英語のメニューがあれば大丈夫かというと、実はそうでもありませんでした。
英語で書いてあっても、そもそも料理名を知らないのです。
肉の種類。
調理法。
ソース。
付け合わせ。
その土地の料理名。
これらが並んでいると、英語で書かれていても、結局よく分かりません。
たとえば、日本のメニューを考えても、外国人が英語に翻訳された文字だけを見て、「これはどういう料理か」を完全に理解するのは難しいはずです。
ドイツでも同じでした。
英語メニューがあっても、
「これは結局、何の料理なのか」
が分からない。
そこで活躍したのがGoogle翻訳です。
メニューをスマホで読み取り、日本語に訳して、ようやく何となく分かる。
それでも、料理そのものを知らないと、完全には分かりません。
むしろ、メニューに関しては、女房殿の方が分かっていたように思います。
料理や食材の勘がある人の方が、英語力とは別のところで強いのかもしれません。
今回、ホワイトアスパラガス、シュニッツェル、フランケンワイン、ビール、ソーセージなど、ドイツらしいものをいろいろ食べました。
ただ、その裏側では、メニューを見て毎回それなりに悩んでいました。
英会話よりも、料理名を理解する方が難しい。
これは、実際に行ってみて初めて分かったことでした。
一番のトラブルは、英語ではなくフランクフルト空港だった
今回の旅行で一番大きく迷ったのは、実は英語の会話ではありません。
フランクフルト空港から市内へ移動する場面でした。
フランクフルト空港では、JAL便が到着するのは第2ターミナルです。
一方、市内へ向かう鉄道は第1ターミナル側から乗ります。
つまり、まず第2ターミナルから第1ターミナルへ、空港内の電車で移動する必要がありました。
これは、出発前に「地球の歩き方」で一応調べていました。
ところが、現地に着いた瞬間、その手順をすっかり忘れてしまいました。
第2ターミナルで、市内へ行く鉄道の乗り場を探して、しばらくうろうろしてしまったのです。
ようやく第1ターミナルに移動する必要があると気づき、空港内の電車で移動しました。
ところが、そこでもう一つ失敗がありました。
市内行きの切符を買うには、緑色の券売機を使えばよかったのですが、私はなぜか赤色の券売機の前で、目的地の駅名を必死に探していました。
当然、見つかりません。
この赤い券売機が何の路線用だったのか、今でもよく分かりません。
ただ、私が買いたかった切符を買う機械ではありませんでした。
結局、ここで約30分ほどロスしました。
この場面で必要だったのは、英語力というより、
空港の導線を理解する力
券売機の種類を見分ける力
事前に調べたことを現地で思い出す力
だったと思います。
海外旅行では、語学だけでなく、こういう現場対応力もかなり重要です。
ドイツ鉄道はDB Navigatorがあればかなり何とかなる
一方で、ドイツ国内の鉄道移動は、思ったより何とかなりました。
理由は、DB Navigatorアプリです。
今回の旅行では、ドイツ鉄道で何度も移動しました。
フランクフルトからヴュルツブルク。
ヴュルツブルクからローテンブルク。
ローテンブルクからフュッセン。
フュッセンからミュンヘン。
そして、ミュンヘン市内から空港へ。
最初はかなり不安でした。
ドイツの駅には日本のような改札がありません。
ホームも出発直前まで変わることがあります。
列車の遅れもあります。
車内で抜き打ちの検札もあります。
しかし、DB Navigatorを使っていると、かなり安心できます。
乗る列車。
発車時刻。
到着時刻。
ホーム。
乗り換え。
遅延情報。
現在地。
これらがアプリで確認できます。
途中からは、DB Navigatorを見ながら動けば、かなり落ち着いて移動できるようになりました。
今回のドイツ旅行で、鉄道に関しては、英語力よりもアプリ力の方が重要だったかもしれません。
もちろん、何かあったときに駅員さんに聞ける英語力はあった方がいいです。
ただ、通常の移動であれば、DB Navigatorがかなり助けてくれます。
ただし、これはドイツ国内の話です。
去年のプラハ、ウィーン、ブダペストの移動を思い出すと、国をまたぐ鉄道移動では、今回ほどスムーズにはいかなかったようにも思います。
ドイツ国内ではDB Navigatorという強力な味方があります。
しかし、国境を越える鉄道旅行では、アプリだけですべて同じようにいくとは限りません。
その意味では、今回のドイツ旅行は、個人旅行としてはかなり恵まれた環境だったのかもしれません。
翻訳アプリとChatGPTがあれば、個人旅行のハードルはかなり下がる
今回の旅行で強く感じたのは、翻訳アプリとChatGPTがあれば、海外個人旅行のハードルはかなり下がるということです。
メニューの翻訳。
レストランでの注文の相談。
ホテルへのメール文面。
列車のチケットの確認。
現地で迷ったときの判断。
ちょっとした英語表現の確認。
こうした場面で、スマホがあると本当に心強いです。
特に、ChatGPTは単なる翻訳だけではなく、状況を説明すると「この場合はこうすればよい」という形で相談できるところが便利でした。
たとえば、レストランで何を頼むか。
チップはどうするか。
このチケットで合っているか。
この駅で乗り換えればよいのか。
こうした判断は、単なる翻訳アプリだけでは少し難しいところです。
その点、ChatGPTは旅行中の相談相手としてかなり役に立ちました。
正直なところ、今回の旅行を終えて、
翻訳アプリとChatGPTがあれば、海外個人旅行はかなり何とかなる
という自信がつきました。
ツアーではなく、自分たちでホテルを取り、鉄道に乗り、レストランを探し、街を歩く。
それが思っていたよりも現実的だと分かったのは、大きな収穫でした。
でも、翻訳アプリは万能ではなかった
ただし、翻訳アプリがあれば語学はいらない、というわけではありません。
そのことを強く感じた出来事が、ローテンブルクでありました。
ローテンブルクの駅で、何か客の荷物がなくなったようなアナウンスがありました。
その後、駅のホームで、ドイツ人のおばさんが女房殿の赤いポシェットを見て、何かしきりに話しかけてきました。
当然、ドイツ語なので分かりません。
その時点では、何を言っているのかまったく理解できませんでした。
さらにその後、ローテンブルクの雑貨屋でも、店の人が女房殿の赤いポシェットを見て、また何かドイツ語でしきりに話しかけてきました。
もしかすると、駅でのアナウンスと何か関係があったのかもしれません。
あるいは、単にポシェットについて何か言っていただけなのかもしれません。
いずれにせよ、こちらには分かりません。
そこでスマホを出して、Google翻訳で通訳しようとしました。
ところが、こういう時に限ってうまく機能しません。
電波の関係なのか。
こちらが慌てていたからなのか。
相手の話すスピードが速かったからなのか。
テレビなどでは、スマホをかざせば外国人とスムーズに会話できるように見えます。
しかし、実際の旅行中に、急に話しかけられ、こちらが少し焦っている状態では、そんなにうまくはいきませんでした。
この時は、かなりはっきりと感じました。
翻訳アプリは便利だけれど、万能ではない。
そして、もう一つ感じたのは、
AIが普及しても、やはり語学は必要だ
ということでした。
今回は相手がドイツ語だったので、英語の問題ではありません。
ただ、これは英語でも同じだと思います。
突然話しかけられたとき。
相手が少し早口だったとき。
こちらが慌てているとき。
スマホがうまく動かないとき。
そういう場面では、やはり自分の耳と口で、最低限でもやり取りできる力があるかどうかが大きいのだと思います。
英語ができると、旅の不安はかなり減る
今回のドイツ旅行では、英語ができなくて大きく困った場面はほとんどありませんでした。
往復のフライトはJALでした。
鉄道はDB Navigatorがありました。
レストランのメニューはGoogle翻訳がありました。
困ったときにはChatGPTに相談できました。
そう考えると、昔に比べて海外個人旅行のハードルは、かなり下がっていると思います。
ただ、それでも英語を勉強していてよかったとは思いました。
ホテルでタクシーを頼む。
レストランで注文する。
会計する。
予約を確認する。
何かを聞き返す。
こうした小さな場面で、英語を少しでも使えると、旅の不安はかなり減ります。
ペラペラである必要はありません。
難しい文法を使う必要もありません。
ただ、必要な場面で、必要なことを、短く伝えられる。
それだけでも、海外旅行では大きな力になります。
今回の旅行で感じたのは、英語は「試験のためのもの」ではなく、やはり「実際に使うためのもの」だということでした。
AI時代でも、語学はやっぱり必要だと思った
今回の旅行を終えて、私は少し自信がつきました。
翻訳アプリとChatGPTがあれば、ドイツ個人旅行は十分に可能です。
少なくとも、ホテル、鉄道、レストラン、観光地を回るくらいであれば、何とかなる場面が多いです。
一方で、スマホやAIに頼りきりでよいかというと、そうでもありません。

メニューの内容を理解するには、言葉だけでなく料理の知識も必要です。
駅や街中で突然話しかけられたときには、翻訳アプリがすぐに使えないこともあります。
相手の言っていることを少しでも聞き取れるかどうかで、安心感は大きく変わります。
AIは、海外旅行の強力な味方です。
これは間違いありません。
しかし、AIがあるから語学はいらない、というより、
AIがあるからこそ、少しの語学力でも海外旅行に挑戦しやすくなった
という方が、今回の実感に近いです。
完璧な英語は必要ありません。
でも、最低限の英語を少しずつ身につけておくと、旅は確実に楽になります。
不安も減ります。
そして、現地で何かあったときの対応力も上がります。
今回のドイツ旅行は、英語学習を続けてきた意味を、少しだけ実感できる旅でもありました。
英語ができるようになってから海外旅行に行くのではなく、
海外旅行に行くからこそ、英語を使う場面が生まれる。
そして、その経験がまた、英語を勉強する理由になる。
ドイツ旅行を終えて、そんなことを感じました。
























