5-4 ローテンブルク編|中世の街並みとホテル・アイゼンフット


ドイツ個人旅行11日間の4回目は、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーです。

今回の旅で、妻が特に楽しみにしていた場所のひとつが、このローテンブルクでした。

日本でも「ロマンチック街道」といえば、必ず名前が出てくる街です。
中世の街並みがそのまま残っているような場所で、ガイドブックや旅行番組でもよく紹介されています。

実際に行ってみると、やはり期待を裏切らない街でした。

ただ、写真で見るのと、実際に石畳の道を歩き、古い建物に囲まれた中で泊まり、食事をするのとでは、感じ方がかなり違います。

ローテンブルクは、単に「中世の街並みを見に行く場所」というより、
中世の街並みの中に入り込んで過ごす街
という印象でした。


ローテンブルク駅からホテルまではタクシーで

ローテンブルクへは、ヴュルツブルク方面から鉄道で入りました。

ローテンブルクの駅から旧市街までは、歩けない距離ではありません。
ただし、今回泊まったホテル・アイゼンフットは旧市街の中心部にあります。

つまり、駅からホテルまでは、スーツケースを引いて石畳の道を進むことになります。

これが、なかなか問題です。

私は多少なら歩いてもいいと思っていましたが、妻は
「石畳の中をスーツケースでゴロゴロ行くのは嫌だ」
という反応でした。

たしかに、これは正しい判断だったと思います。

駅に着くと、ちょうどタクシーが1台停まっていました。
他の乗客はほとんど歩いて旧市街へ向かうようでしたが、私たちは迷わずタクシーに乗りました。

結果として、ホテルの前まできちんと行くことができました。

ローテンブルクは旧市街の中に入ると雰囲気は最高ですが、石畳の道をスーツケースで移動するのは少し大変です。
荷物がある場合は、無理せずタクシーを使うのも十分ありだと思います。

帰りも、ホテルで事前にタクシーを予約してもらっていたので、問題なく駅まで行くことができました。

このあたりは、個人旅行では地味ですが、かなり大事なポイントです。


ホテル・アイゼンフットに2泊

ローテンブルクでは、ホテル・アイゼンフットに2泊しました。

ここは、旧市街の中心部にあるクラシックなホテルです。

立地は非常に良く、街歩きにはとても便利でした。
ホテルから外に出れば、すぐにローテンブルクらしい街並みが広がります。

ホテル自体も、近代的で機能重視のホテルというより、古い建物の雰囲気を残したヨーロッパらしいホテルです。

ロビー、階段、廊下、部屋の雰囲気。
どこか歴史を感じさせる造りで、街の雰囲気とよく合っていました。

ローテンブルクのような街では、ホテルも旅の一部になります。

便利なホテルに泊まったというより、
ローテンブルクの街の中に泊まった
という感覚に近かったです。


ローテンブルクは、やはり歩いて楽しい街

ローテンブルクは、それほど大きな街ではありません。

ただ、歩いていて飽きません。

有名なプレーンラインのあたりは、やはり絵葉書のような景色です。
ガイドブックやネットで何度も見た構図ですが、実際にその場所に立つと、やはり写真を撮りたくなります。

ただ、個人的には、有名スポットだけでなく、何気ない路地や建物も印象に残りました。

少し横道に入ると、人通りが減ります。
石畳の道、木組みの家、古い看板、花が飾られた窓。

観光地として整っている一方で、どこか生活感も残っている。
そのバランスが、ローテンブルクの魅力だと思います。


1泊ではなく、2泊してよかった

ローテンブルクは、日帰りでも観光できる街だと思います。
1泊でも、主要な見どころは十分に回れるかもしれません。

ただ、実際に行ってみると、ここは2泊してよかったと感じました。

昼間のローテンブルクは、観光客でにぎわっています。
それはそれで楽しいのですが、夕方から夜、そして朝になると、街の表情が変わります。

店が閉まり、人通りが減り、石畳の道に灯りがともる。
朝はまだ観光客が少なく、静かな街をゆっくり歩くことができます。

この時間帯を味わえるのは、泊まった人の特権です。

さらに、2泊すると、街歩きにも余裕が出ます。
急いで写真を撮って、次の街へ移動するのではなく、同じ街を何度も歩ける。

ローテンブルクは、そういう過ごし方が似合う街でした。


2泊目はZur Höllへ

ローテンブルク2泊目の夕食は、Zur Höllに行きました。

ここは、事前に調べて気になっていた店ですが、予約サイトには登録がありませんでした。
そこで、店に直接メールをして予約しました。

海外個人旅行では、こういう場面が時々あります。

予約サイトで簡単に取れる店もありますが、そうでない店もあります。
その場合は、店の公式サイトやメールアドレスを探して、直接連絡する必要があります。

少し面倒ではありますが、今回のZur Höllは、直接予約して本当に正解でした。

当日、店はものすごく混んでいました。

入口付近もかなりにぎわっていて、予約なしで入るのは難しそうな雰囲気でした。
その中をかき分けて、

“I have a reservation.”

と言うと、名前も聞かれず、すぐに席へ案内されました。

案内されたのは、地下と1階の間にある踊り場のような場所でした。
そこに1組だけのテーブルがあり、まるで特別席のような空間でした。

これはかなり良かったです。


Zur Höllは予約必須だった

Zur Höllでは、またホワイトアスパラガスを食べ、フランケンワインを飲みました。

雰囲気も良く、料理もおいしく、価格も比較的良心的でした。
今回の旅の中でも、かなり印象に残る夕食になりました。

ここは、行くなら予約しておいた方がいいと思います。

少なくとも、私たちが行った日はかなり混んでいました。
予約なしで行っていたら、入れなかったか、かなり待つことになったかもしれません。

しかも、予約していたおかげで、あの特別感のある席に案内されたのだと思います。

ローテンブルクで夕食をしっかり楽しみたいなら、Zur Höllは候補に入れてよい店だと思います。
ただし、予約はした方が安心です。


ドイツ料理はシェアで十分かもしれない

今回のドイツ旅行で感じたことのひとつが、料理の量です。

どの店でも、基本的に一皿の量が多いです。

日本の感覚で、前菜を一人一皿、メインを一人一皿、さらに何か追加、という注文をすると、かなり多くなる可能性があります。

特に夫婦二人で行く場合は、料理をシェアする前提で考えた方が良いと思いました。

Zur Höllでも、2品くらいをシェアするだけで十分満足できました。
そこにワインやビールを合わせれば、かなり充実した食事になります。

海外旅行では、ついせっかくだからと注文しすぎてしまいますが、ドイツでは少なめに頼んで、足りなければ追加するくらいがちょうど良いかもしれません。


今回の旅程はかなり完成度が高かった

今回のドイツ旅行は、
フランクフルト2泊、ローテンブルク2泊、フュッセン2泊、ミュンヘン3泊
という流れでした。

振り返ってみると、この日程はかなり良かったと思います。

ヨーロッパ個人旅行では、1泊ずつ移動を続けると、どうしても疲れます。
荷造り、チェックアウト、駅まで移動、列車移動、チェックイン。
これを毎日繰り返すと、観光より移動の印象が強くなってしまいます。

その点、今回は基本的に2泊ずつなので、街を落ち着いて見ることができました。

ローテンブルクも、もし1泊だけだったら、到着して街を少し歩き、夕食を食べ、翌朝には出発という感じになっていたと思います。

2泊したことで、昼、夜、朝の街を楽しめました。
さらに、ホテル・アイゼンフットとZur Höllの両方を体験できたのも良かったです。

ロマンチック街道を個人旅行で回るなら、この「2泊ずつ進む」スタイルはかなりおすすめです。


まとめ

ローテンブルクは、今回のドイツ旅行の中でも、特に「ドイツらしい街並み」を感じられた場所でした。

石畳の道、木組みの家、城壁に囲まれた旧市街。
そして、その中心部にあるホテル・アイゼンフット。

ここに2泊したことで、ローテンブルクの昼、夜、朝をゆっくり楽しむことができました。

駅からホテルまでは、スーツケースがあるならタクシー利用もおすすめです。
石畳の道を荷物を引いて歩くのは、思った以上に大変です。

また、Zur Höllのような人気店は、事前予約しておくと安心です。
直接メールで予約するのは少し手間ですが、その価値は十分にありました。

ローテンブルクは日帰りでも見られる街ですが、個人的には2泊して正解でした。

中世の街並みをただ見学するのではなく、その中で泊まり、歩き、食事をする。
それがローテンブルクの一番の楽しみ方だったと思います。


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