4-7 ヘーゼルナッツが「ヘゾナ」に聞こえた日

ヘーゼルナッツが「ヘゾナ」に聞こえた日。英語が聞き取れない理由が少しわかった

ドイツ旅行から帰ってきて、少しブログの更新が止まっていました。

旅行の準備、現地での移動、帰国後の整理。
いろいろ手一杯で、英語の勉強もブログも、少し横に置いていました。

でも、そろそろ再開しようと思います。

再開1本目に何を書こうか。
ドイツ旅行の英語体験にするか。
最近、よく見ていたフレンズ英会話のYouTube動画が見当たらなくなった件にするか。

少し迷いました。

ただ、やはり今回はこれを書いておきたいと思います。

ヘーゼルナッツが、英語では「ヘゾナ」に聞こえる問題です。

これが、思った以上に大事な発見でした。


第1章 ヘーゼルナッツが「ヘゾナ」に聞こえた

あるとき、英語の中で “hazelnut” という単語を聞きました。

意味は分かります。
ヘーゼルナッツです。

チョコレートやお菓子にもよく入っている、あのヘーゼルナッツです。

ところが、英語で聞くと、私の耳にはどうしても、

「ヘゾナ」

のように聞こえました。

最初は、聞き間違いかと思いました。
でも、何度聞いても「ヘーゼルナッツ」には聞こえません。

日本語の「ヘーゼルナッツ」を頭に置いたまま聞いていると、どうにも一致しません。

でも、ここで少し考えました。

もしかすると、英語が聞き取れない原因はここにあるのではないか。

単語を知らないから聞き取れないのではない。
知っている単語なのに、自分が知っている音で出てこないから聞き取れない。

この違いは、かなり大きいと思います。


第2章 日本語の「ヘーゼルナッツ」は長すぎる

日本語で「ヘーゼルナッツ」と言うと、かなり丁寧に音を並べます。

ヘー・ゼ・ル・ナッ・ツ。

一つひとつの音を、かなりはっきり発音します。

でも、英語の “hazelnut” は、そんなふうには聞こえません。

もちろん、正確な発音をカタカナで表すことはできません。
それでも、私の耳には「ヘーゼルナッツ」ではなく、もっと短く、もっと軽く、

「ヘゾナ」

に近く聞こえました。

ここで、私は思いました。

「ヘーゼルナッツ」と1回言っている間に、「ヘゾナ」なら5回くらい言える。

少し大げさかもしれません。
でも、感覚としては本当にそれくらい違います。

日本語のカタカナ英語は、音が長い。
英語の実際の発音は、もっと短い。
そして、音がつながり、弱くなり、消えていく。

この差が、ヒアリングでは大きな壁になります。


第3章 英語が速いのではなく、待っている音が違う

英語を聞いていると、どうしても「速い」と感じます。

映画も速い。
海外ドラマも速い。
YouTubeの英語解説も速い。
空港やホテルの英語も速い。

でも、今回の「ヘゾナ問題」で、少し見方が変わりました。

もしかすると、英語そのものが速いというより、
こちらが待っている音が長すぎるのかもしれません。

こちらは「ヘーゼルナッツ」を待っています。
でも、実際に飛んでくる音は「ヘゾナ」です。

それでは聞き取れません。

「ヘーゼルナッツ」という看板を探しているのに、
目の前を「ヘゾナ」というバイクが一瞬で通り過ぎるようなものです。

見逃して当然です。

これは、単なるスピードの問題ではありません。
頭の中にある単語の音と、実際に聞こえる音が違うという問題です。

だから、知っている単語でも聞き取れない。
むしろ、知っている単語だからこそ、カタカナの音に引っ張られてしまう。

ここが、大人の英語学習ではかなり厄介です。


第4章 単語の意味を知っているだけでは足りない

英語の勉強というと、まず単語を覚えます。

意味を覚える。
スペルを覚える。
例文を読む。

もちろん、それは大事です。

でも、ヒアリングではそれだけでは足りません。

必要なのは、

その単語が、実際の会話の中でどう聞こえるのか

を知ることです。

たとえば、スペルを見れば分かる。
ゆっくり発音されれば分かる。
自分で読むこともできる。

それなのに、会話の中に入ると聞き取れない。

これは、私にとってずっと大きな悩みでした。

でも、今回の “hazelnut” で、少し理由が見えました。

私は “hazelnut” という単語を知らなかったわけではありません。
ただ、その単語が実際にどんな音で流れてくるのかを、耳が知らなかったのです。

これは、かなり決定的な違いです。


第5章 カタカナ英語は便利だけど、耳をだます

カタカナ英語は便利です。

チョコレート。
コーヒー。
レストラン。
ホテル。
ヘーゼルナッツ。

日本語の中で普通に使えるので、意味を理解するにはとても助かります。

でも、英語を聞き取るときには、このカタカナが邪魔をすることがあります。

なぜなら、カタカナの音と英語の音は、かなり違うからです。

自分の頭の中にある音が「ヘーゼルナッツ」だと、
英語の “hazelnut” が「ヘゾナ」に近く聞こえたとき、同じ単語だと認識できません。

これは、努力不足というより、音の地図が違うのだと思います。

日本語の地図で英語の街を歩いている。
だから、知っているはずの場所にたどり着けない。

そんな感じです。


第6章 聞き取れない理由が分かると、少し安心する

英語が聞き取れないと、どうしても落ち込みます。

自分は英語が苦手なのか。
若いころにもっと勉強しておけばよかったのか。
もう大人になってからでは遅いのか。

そんなふうに考えてしまいます。

でも、今回の「ヘゾナ問題」は、少し違う感覚をくれました。

聞き取れないのは、耳が悪いからだけではない。
頭が悪いからでもない。
単語を知らないからでもない。

実際の英語の音を、まだ十分に知らないだけ。

そう考えると、少し希望があります。

知らないなら、これから知ればいい。
慣れていないなら、これから慣れればいい。

英語の聞き取りは、才能だけの問題ではなく、
「実際の音のパターン」を少しずつ集めていく作業なのかもしれません。


第7章 大人の英語再挑戦は「音の思い込み」を外すところから

大人になってから英語をやり直すと、どうしても知識が先に来ます。

単語の意味。
文法。
スペル。
昔覚えた受験英語。

それ自体は大切です。

でも、ヒアリングでは、いったんその知識が邪魔をすることがあります。

「この単語はこういう音のはずだ」

という思い込みがあるからです。

ヘーゼルナッツは「ヘーゼルナッツ」のはず。
でも、英語ではそう聞こえない。

このズレに気づくことが、英語耳を作り直す第一歩なのかもしれません。

英語が聞き取れない理由は、単にスピードについていけないからではない。
実際には、音が短くなり、つながり、弱くなり、消えている。

その結果、知っている単語が知らない音に変わってしまう。

ここを意識すると、ヒアリングの練習の仕方も少し変わります。

単語を覚えるだけではなく、
その単語が実際にどう聞こえるかを確認する。

これを積み重ねる必要があります。


おわりに 「ヘゾナ」は小さな発見だけど、大きなヒントだった

今回の “hazelnut” は、ただの小さな聞き間違いかもしれません。

でも、私にとってはかなり大きな発見でした。

ヘーゼルナッツが「ヘゾナ」に聞こえる。
そのくらい、英語の音は日本語のカタカナとは違う。

そして、この違いこそが、英語が聞き取れない大きな理由の一つだと思います。

英語は速い。
たしかに速いです。

でも、それ以上に、
こちらが想像している音と、実際に聞こえる音が違う。

ここに気づけただけでも、少し前に進めた気がします。

これからも、こういう小さな違和感を大事にしながら、英語の聞き取りをやり直していきたいと思います。

大人の英語再挑戦は、きれいな発音を目指すだけではありません。
まずは、実際の英語がどんなふうに聞こえているのかを知ること。

「ヘゾナ」は、その入口として、なかなか良い教材でした。

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