5-3 フランクフルト到着編|長時間フライト後、初日は無理せずホテル飯


出発前からこだわっていたのが、JALのSKY WIDERと二人掛けの座席でした。

実際の機内写真だと分かりにくいのですが、JALのSKY WIDERは、通常のエコノミーよりも座席まわりに余裕を持たせた仕様です。詳しい座席仕様はJAL公式サイトでも紹介されています。

今回のドイツ旅行は、成田からフランクフルトへの直行便で始まりました。
成田を10時35分に出発し、フランクフルト到着は現地時間の17時45分です。

直行便とはいえ、ヨーロッパまでのフライトは長時間になります。
しかも、到着してからは誰かに案内されるツアーではなく、自分たちで空港からホテルまで移動しなければなりません。
そう考えると、機内でどれだけ楽に過ごせるかは、初日の体力にかなり影響します。

今回、意外に役に立ったのが、座席下用に買った小さめのバッグでした。

JALのSKY WIDERは、座席下に比較的ゆとりがあります。
そこで、そのバッグを前の座席下に入れ、そこに足を乗せる作戦を取りました。

さらに、自分のリュックもかなり大きめだったので、その上にも足を置くことができました。
その間に今回買ったクッションを、少しだぶだぶの状態で挟むと、これが思った以上に良かったです。

もちろん、エコノミークラスなので、完全に楽な姿勢になるわけではありません。
それでも、足の置き場があるだけで、長時間のフライトはかなり違います。

逆にいうと、今回いろいろ買ったネックレストなどの便利グッズは、結果的にはほとんど不要でした。
自分には、足元のバッグとリュック、そしてクッションをうまく使う方法で十分でした。

次回同じような長距離便に乗るなら、リュックの中身をもう少し詰めて、高さを調整するとさらに良かったかもしれません。
このあたりは、今回の小さな発見でした。

一方で、完全に失敗した準備もありました。

実は今回、Netflixで映画をたくさんiPadにダウンロードして持っていきました。
長時間フライト対策としては、我ながらかなり準備万端のつもりでした。

ところが、機内でNetflixを立ち上げようとしたところ、これが起動しませんでした。

ダウンロード済みだから大丈夫だと思っていましたが、どうやら搭乗前にWi-Fi環境の良い場所で、一度アプリを起動し、ログインしておく必要があったようです。
ダウンロードしただけでは万全ではありませんでした。

結局、行きの便ではNetflix作戦は失敗しました。
その代わり、機内エンタメの映画を観まくることになりました。

『One Battle After Another』は、正直あまり乗れませんでした。
『平場の月』は、それなりに泣けました。
『American Fiction』は、感動するタイプではありませんでしたが、ストーリーがよくできていました。
一番よかったのは『恋するプリテンダー』でした。シェークスピアを題材にした、おしゃれで軽やかなテイストが自分には合っていて、今回の機内映画ではこれが一番面白かったです。
『All You Need Is Kill』は、本来なら大画面で観るべき作品だったのかもしれません。機内の画面では、あまり没入できませんでした。

そんなわけで、座席まわりは快適だったのに、機内ではほぼ一睡もしませんでした。

フランクフルトに到着したのは17時45分です。
時刻だけ見れば、まだ少し動けそうにも思えます。

しかし実際には、到着してから荷物を受け取り、空港からホテルへ移動するだけで、それなりに時間がかかります。
さらに、機内でほとんど寝ていないので、体力もあまり残っていません。

ホテルに着いた頃には、すでに「今日はもう無理をしなくていいな」という気分になっていました。

(フランクフルトのホテル:numa frankfurt bloc


そこで初日は、街歩きには出ませんでした。
チェックイン後、すぐ近くのスーパー「Tegut」に行き、ビールとサンドイッチなどの食料を買い込みました。

ドイツ初日の夕食は、レストランではなく部屋食でした。
スーパーで買ったビールと簡単な食事を部屋で食べ、そのまま早めに寝ることにしました。

せっかくドイツまで来たのだから、初日からレストランに行ったり、街を歩いたりしたくなる気持ちもあります。
しかし、長時間フライトの到着日に無理をしないというのは、個人旅行ではかなり大事だと思います。

翌日は終日フランクフルトを満喫です。

(レーマー広場)

(レーマー広場で夕食)

翌日からは、フランクフルトを出てヴュルツブルクへ向かいます。
その先には、ローテンブルク、フュッセン、ミュンヘンと、ロマンチック街道をたどる旅が続いていきます。

そのことを考えると、初日はスーパーで買った食事を部屋で食べて、早めに寝る。
これは地味ではありますが、結果的にはかなり正解でした。

なお、Netflixの失敗は帰りの便でしっかり活かしました。
帰国日の朝、ミュンヘンのホテルでNetflixにログインしておいたところ、帰りの便では問題なく映画を楽しむことができました。

海外旅行の長時間フライトでは、映画をダウンロードするだけでなく、搭乗前に一度アプリを起動してログインしておく。
地味ですが、これは今回の大きな教訓でした。

そして、もうひとつの教訓は、到着初日に予定を詰めすぎないことでした。

フランクフルト到着日は、観光らしい観光はしていません。
それでも、自分たちで空港からホテルへ移動し、スーパーで買い物をし、部屋でビールを飲む。
それだけでも、「いよいよドイツに来た」という実感は十分にありました。

旅の初日は、華やかでなくてもいい。
無理せず体を休めることも、個人旅行では立派な作戦です。


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