出発前からこだわっていたのが、JALのSKY WIDERと二人掛けの座席でした。

(実際の機内写真だと分かりにくいのですが、JALのSKY WIDERは、通常のエコノミーよりも座席まわりに余裕を持たせた仕様です。詳しい座席仕様はJAL公式サイトでも紹介されています。)
今回のドイツ旅行は、成田からフランクフルトへの直行便で始まりました。
成田を10時35分に出発し、フランクフルト到着は現地時間の17時45分です。
直行便とはいえ、ヨーロッパまでのフライトは長時間になります。
しかも、到着してからは誰かに案内されるツアーではなく、自分たちで空港からホテルまで移動しなければなりません。
そう考えると、機内でどれだけ楽に過ごせるかは、初日の体力にかなり影響します。
今回、意外に役に立ったのが、座席下用に買った小さめのバッグでした。
JALのSKY WIDERは、座席下に比較的ゆとりがあります。
そこで、そのバッグを前の座席下に入れ、そこに足を乗せる作戦を取りました。
さらに、自分のリュックもかなり大きめだったので、その上にも足を置くことができました。
その間に今回買ったクッションを、少しだぶだぶの状態で挟むと、これが思った以上に良かったです。
もちろん、エコノミークラスなので、完全に楽な姿勢になるわけではありません。
それでも、足の置き場があるだけで、長時間のフライトはかなり違います。
逆にいうと、今回いろいろ買ったネックレストなどの便利グッズは、結果的にはほとんど不要でした。
自分には、足元のバッグとリュック、そしてクッションをうまく使う方法で十分でした。
次回同じような長距離便に乗るなら、リュックの中身をもう少し詰めて、高さを調整するとさらに良かったかもしれません。
このあたりは、今回の小さな発見でした。
一方で、完全に失敗した準備もありました。
実は今回、Netflixで映画をたくさんiPadにダウンロードして持っていきました。
長時間フライト対策としては、我ながらかなり準備万端のつもりでした。
ところが、機内でNetflixを立ち上げようとしたところ、これが起動しませんでした。
ダウンロード済みだから大丈夫だと思っていましたが、どうやら搭乗前にWi-Fi環境の良い場所で、一度アプリを起動し、ログインしておく必要があったようです。
ダウンロードしただけでは万全ではありませんでした。
結局、行きの便ではNetflix作戦は失敗しました。
その代わり、機内エンタメの映画を観まくることになりました。
『One Battle After Another』は、正直あまり乗れませんでした。
『平場の月』は、それなりに泣けました。
『American Fiction』は、感動するタイプではありませんでしたが、ストーリーがよくできていました。
一番よかったのは『恋するプリテンダー』でした。シェークスピアを題材にした、おしゃれで軽やかなテイストが自分には合っていて、今回の機内映画ではこれが一番面白かったです。
『All You Need Is Kill』は、本来なら大画面で観るべき作品だったのかもしれません。機内の画面では、あまり没入できませんでした。
そんなわけで、座席まわりは快適だったのに、機内ではほぼ一睡もしませんでした。
フランクフルトに到着したのは17時45分です。
時刻だけ見れば、まだ少し動けそうにも思えます。
しかし実際には、到着してから荷物を受け取り、空港からホテルへ移動するだけで、それなりに時間がかかります。
さらに、機内でほとんど寝ていないので、体力もあまり残っていません。
ホテルに着いた頃には、すでに「今日はもう無理をしなくていいな」という気分になっていました。

(フランクフルトのホテル:numa frankfurt bloc)
そこで初日は、街歩きには出ませんでした。
チェックイン後、すぐ近くのスーパー「Tegut」に行き、ビールとサンドイッチなどの食料を買い込みました。
ドイツ初日の夕食は、レストランではなく部屋食でした。
スーパーで買ったビールと簡単な食事を部屋で食べ、そのまま早めに寝ることにしました。
せっかくドイツまで来たのだから、初日からレストランに行ったり、街を歩いたりしたくなる気持ちもあります。
しかし、長時間フライトの到着日に無理をしないというのは、個人旅行ではかなり大事だと思います。
翌日は終日フランクフルトを満喫です。

(レーマー広場)

(レーマー広場で夕食)
翌日からは、フランクフルトを出てヴュルツブルクへ向かいます。
その先には、ローテンブルク、フュッセン、ミュンヘンと、ロマンチック街道をたどる旅が続いていきます。
そのことを考えると、初日はスーパーで買った食事を部屋で食べて、早めに寝る。
これは地味ではありますが、結果的にはかなり正解でした。
なお、Netflixの失敗は帰りの便でしっかり活かしました。
帰国日の朝、ミュンヘンのホテルでNetflixにログインしておいたところ、帰りの便では問題なく映画を楽しむことができました。
海外旅行の長時間フライトでは、映画をダウンロードするだけでなく、搭乗前に一度アプリを起動してログインしておく。
地味ですが、これは今回の大きな教訓でした。
そして、もうひとつの教訓は、到着初日に予定を詰めすぎないことでした。
フランクフルト到着日は、観光らしい観光はしていません。
それでも、自分たちで空港からホテルへ移動し、スーパーで買い物をし、部屋でビールを飲む。
それだけでも、「いよいよドイツに来た」という実感は十分にありました。
旅の初日は、華やかでなくてもいい。
無理せず体を休めることも、個人旅行では立派な作戦です。
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