AI-3 何でもChatGPTに聞くようになった


― 自分で考えなくなっていないか?

最近、何かあるとすぐChatGPTに聞いている。

旅行の計画を立てるとき。

買い物で迷ったとき。

英語の表現がわからないとき。

パソコンやスマートフォンで困ったとき。

仕事で文章をまとめるとき。

そして、このブログを書くときもそうだ。

気がつけば、

「ちょっとChatGPTに聞いてみよう」

が、かなり自然な行動になっている。

便利である。

本当に便利だ。

でも、あるときふと思った。

これ、自分で考えなくなっていないか?

昔なら、もう少し自分で考えていた

たとえば旅行。

昔なら、ガイドブックを読む。

地図を見る。

ホテルを調べる。

候補をいくつか並べて、妻と相談する。

それなりに時間をかけて決めていた。

今は違う。

「この二つならどっちがいい?」

とChatGPTに聞く。

すると、

移動時間、

料金、

食事、

周辺環境、

それぞれのメリット、デメリットまで整理してくれる。

こちらが思いつかなかった選択肢まで出してくることもある。

買い物でも同じだ。

「これとこれ、どっちがいい?」

と写真を見せれば、違いを整理してくれる。

便利になった代わりに、

自分で一から調べる時間は確実に減った。

「考える」と「調べる」は同じなのか

ここで少し考えた。

僕は本当に、考えなくなったのだろうか。

確かに、

自分で調べることは減った。

でも、

自分で決めることまで減っただろうか。

これは少し違う気がする。

ChatGPTは、候補を出してくれる。

比較してくれる。

見落としている点も教えてくれる。

でも、

どちらを選ぶかは僕が決めている。

旅行なら、

効率だけで決めるわけではない。

多少遠くても、また行きたい場所がある。

値段が少し高くても、こちらのホテルの方が好きだということもある。

食事でも、

「こちらの方が一般的には評判がいい」

と言われても、

「いや、僕はこっちが好きだ」

ということは普通にある。

AIが合理的な答えを出しても、

人間は必ずしも合理的には選ばない。

そして、それでいいのだと思う。

ChatGPTに反対意見を聞く

最近、僕が面白いと思っている使い方がある。

自分の考えがあるとき、

単に、

「どう思う?」

と聞くだけではなく、

「この考えの弱いところは?」

と聞く。

あるいは、

「反対の立場から考えるとどうなる?」

と聞く。

すると、自分では気づかなかった問題が出てくる。

「なるほど、そういう見方もあるのか」

と思う。

それでも自分の考えが変わらないこともある。

逆に、

「そこまで考えていなかった」

と考え直すこともある。

これは、自分で考えることをやめているというより、

考える相手を一人増やした

という方が近いのかもしれない。

AIの答えにそのまま乗らない

もちろん、危ないところもある。

ChatGPTは、ときどき間違う。

かなり自信ありげに間違うこともある。

こちらが、

「本当に?」

と聞くと、

「申し訳ありません。先ほどの回答は誤りでした」

などと言う。

だったら最初から言ってくれ、と思う。

だから、重要なことは確認する。

特に、

お金、

法律、

医療、

仕事上の重要な判断。

こういうものは、

ChatGPTの答えだけで決めるわけにはいかない。

AIは便利だけれど、

最後の責任まで取ってくれるわけではない。

ブログもChatGPTと一緒に書いている

このブログも、かなりChatGPTと一緒に作っている。

僕がテーマを出す。

自分の経験を話す。

ChatGPTが文章にする。

それを読んで、

「これは僕の言い方じゃない」

「ここは少し格好をつけすぎ」

「これは本当にそう思っている」

などと直していく。

最初から最後まで自分一人で書いていた頃とは、確かに違う。

でも、不思議なことに、

ChatGPTに文章を書いてもらうようになってから、

以前より、

「自分は本当はどう思っているんだろう」

と考えることが増えた気もする。

AIが文章にしてくれるから、

それを読んで、

違う、

そうじゃない、

いや、これはその通りだ、

と判断できる。

一人で白い画面を見ながら考えるより、

何かが書いてある方が、自分の考えが見えてくることもある。

自分で考えなくなったのではなく

今のところ、僕の答えはこうだ。

ChatGPTを使うようになって、

自分で調べる時間は減った。

最初の文章を書く時間も減った。

でも、

自分で考える必要がなくなったわけではない。

むしろ、

AIがいろいろな答えを出してくるからこそ、

「自分はどれを選ぶのか」

が以前より大切になった。

AIに聞く。

AIの答えを読む。

疑う。

比べる。

そして最後は、自分で決める。

たぶん、この順番を忘れなければいい。

ChatGPTに考えてもらうのではなく、

ChatGPTを使って、自分の考えを深める。

そんな使い方なら、

何でもChatGPTに聞く生活も、

悪くないのではないかと思っている。


→AI-4 ChatGPTはどこまで信用していいのか

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