旅の最後の都市は、ミュンヘンでした。
フュッセンからミュンヘンへは、またドイツ鉄道で移動しました。
この車内で、今回の旅行では3回目となる検札が来ました。
ドイツの鉄道には、日本のような駅の改札が基本的にありません。その代わり、車内で抜き打ちのように検札が来ます。最初は少し緊張しましたが、DB Navigatorのアプリで購入したチケットを見せれば問題ありません。
今回の旅では、最終的に計3回、車内検札がありました。
「改札がないのに大丈夫なのか」と最初は思いましたが、こういう仕組みで成り立っているわけです。
今回の旅行では、結局、駅の券売機で切符を買ったのは、最初のフランクフルト空港から市内へ向かうときの1回だけでした。それ以外は、ほとんどDB Navigatorのアプリで対応できました。
旅の前半ではあれほど不安だったドイツ鉄道も、最後のミュンヘンへ向かう頃には、かなり慣れてきた気がします。
実は一番感動した都市、ミュンヘン

今回のドイツ旅行で、私が一番感動した都市は、実はミュンヘンだったかもしれません。

出発前、妻は「ミュンヘンに3泊は少し長すぎるのでは」と心配していました。
たしかに、フュッセンのような小さな町で3泊となると、少し時間を持て余したかもしれません。
しかし、ミュンヘンはまったく違いました。
とにかく街が大きいのです。

ガイドブックを見ると、シュヴァービング地区、中央駅周辺、王宮周辺など、見どころのエリアはいくつもあります。きちんと回ろうと思えば、3泊でも足りないくらいかもしれません。
ただ、私たちは欲張らず、新市庁舎やマリエン広場の周辺を中心に、ゆっくり街歩きを楽しむことにしました。
マリエン広場から新市庁舎を見上げる眺めは、圧巻でした。
写真やガイドブックでは何度も見ていましたが、実際に広場に立って、あの大きな建物を下から見上げると、やはり迫力が違います。
「ミュンヘンに来た」という実感が、一番強く湧いた場所だったと思います。
旅の終盤でもあり、少し疲れもたまっていました。ここでスーツケースを広げ、同じホテルに3泊しながら、無理をせず過ごせたのは正解でした。
プラッツルホテルに3泊

ミュンヘンで泊まったのは、「プラッツルホテル」です。
このホテルは、今回の旅で泊まったホテルの中でも、かなり立地が良かったと思います。
マリエン広場にも近く、ホフブロイハウスにも歩いて行ける距離です。観光の拠点としては、とても便利でした。
そして、今回のホテルの中で、ここだけは部屋に冷蔵庫がありました。
フュッセンのリュイトポルトパーク・ホテルには冷蔵庫がなかったので、これは地味にありがたかったです。旅行中は、飲み物やスーパーで買ったものを少し冷やせるだけでも、かなり助かります。
ただし、このホテルだけ朝食を付けていませんでした。
予約したのがかなり前だったこともあり、正直、朝食を付けていなかったことをすっかり忘れていました。
2日目の朝、普通にホテルのレストランへ行ったところ、「朝食は付いていません」と言われてしまいました。
ここで引き返すのも少し格好悪いので、そのまま部屋付けで朝食をいただくことにしました。
結果、二人で約70ユーロ。
日本円にすると、ざっくり1万3,000円くらいです。
なかなか立派な朝食代です。
ただ、ホテルの朝食を一度は体験できたので、「まあ、これはこれで良かったね」と妻と話しました。
そして、結果的には朝食なしにしておいて正解でした。
翌朝は近くのスーパーで買っておいた食材を部屋で食べましたし、最終日は朝早く空港へ向かったため、ホテルで朝食を食べる時間はありませんでした。
最初からそれを考えて朝食なしにしていたはずなのですが、予約から時間が経ちすぎて、本人がすっかり忘れていたわけです。
ミュンヘンは、やはりビールの街だった

ミュンヘンで楽しみにしていたものの一つが、やはりビールです。
今回の旅では、ローテンブルクではフランケンワインを飲みました。普段は赤ワイン派なのですが、フランケン地方ではやはり白ワインです。
一方、ミュンヘンに入ると、気分は完全にビールになりました。
初日の夕食は、定番中の定番「ホフブロイハウス」に行きました。
観光客向けと言えばその通りかもしれませんが、あの大きな空間で、ビールを飲みながらドイツ料理を食べる体験は、やはり一度はしておきたいものです。
それまで連日のようにホワイトアスパラガスを食べていたので、この日はホワイトアスパラは少し休憩しました。
2日目は「G. Schneider & Sohn」へ行きました。
ここではソーセージ4本とホワイトアスパラガスを注文しました。ソーセージとビール、そして白アスパラ。いかにもミュンヘンらしい夕食です。
3日目は「Zum Dürnbräu」です。
ここでもホワイトアスパラガスと肉料理をいただきました。結局、ドイツ滞在中はかなりの頻度でホワイトアスパラガスを食べたことになります。
日本ではなかなかこの季節感で白アスパラを食べる機会は少ないので、今回の旅の食の思い出として、かなり印象に残りました。
ビールがすっかり好きになった
今回のドイツ旅行を通じて、私はビールがすっかり好きになりました。
もちろん日本でもビールは飲みますが、ドイツで飲むビールは、やはり雰囲気込みでおいしいのです。
特にミュンヘンでは、レストランに入って、料理を頼み、まずビールを一杯飲むという流れがとても自然でした。
ワインの町ではワインを飲み、ビールの町ではビールを飲む。
それだけのことなのですが、旅先でその土地らしいものを飲むと、食事全体の記憶が濃くなるような気がします。
ローテンブルクではフランケンワイン。
ミュンヘンではビール。
この切り替わりも、今回の旅の楽しさの一つでした。
ミュンヘンでは土産も買いまくった
ミュンヘンでは、土産もかなり買いました。
帰国後に配る土産としては、Ritter Sportのチョコレートをたくさん買いました。ドイツ土産として分かりやすく、値段も手頃で、配りやすいのが良いところです。
それ以外にも、化粧品関係のものや、ゾーリンゲンの爪切りなど、気がつくといろいろ買っていました。
ゾーリンゲンと聞くと、やはり刃物のイメージがあります。爪切りまで買うあたり、かなりドイツ土産らしい気がします。
さらに、自分用には空港でフランケンワインも買いました。
ローテンブルクで飲んだフランケンワインが印象に残っていたので、帰国後にもう一度飲みたくなったのです。
結局、このワインは帰国後すぐに飲んでしまいました。
旅先で飲んだお酒を日本に持ち帰って、家でもう一度飲む。
これもまた、旅の余韻としてはかなり良いものです。
最後の朝も、DBアプリで空港へ
最終日の朝は、ミュンヘン空港へ向かいました。
朝早くホテルを出る必要があったため、ホテルで朝食は取らず、空港で食べることにしました。
空港までの鉄道の切符も、DB Navigatorのアプリで購入しました。
振り返ると、今回の旅行で券売機を使ったのは、最初のフランクフルト空港の1回だけでした。
あのときは、赤い券売機で迷い、結局駅員さんに聞くことになりましたが、その後はDB Navigatorを使うことで、かなりスムーズに移動できました。
最初は不安だったドイツ鉄道も、最後にはアプリで切符を買い、空港まで移動できるようになっていました。
これは、今回の旅行で少し成長した部分かもしれません。
Netflixは、帰りの便では事前に起動
もう一つ、帰国前に忘れずにやったことがあります。
Netflixです。
行きのフライトでは、iPadに映画をたくさんダウンロードしていたにもかかわらず、機内でNetflixを起動できませんでした。
どうやら、搭乗前にWi-Fi環境のある場所で一度アプリを起動し、ログイン状態を確認しておく必要があったようです。
この失敗を踏まえて、帰りの便では、ホテルで事前にNetflixを一度起動しておきました。
これで帰りの機内では、無事にNetflixの映画を楽しむことができました。
小さなことですが、長距離フライトではかなり大事です。
ドイツは教会や寺院の見学料がほとんど無料だった
今回のドイツ旅行で少し意外だったのは、教会や寺院などの見学料がほとんど無料だったことです。
ヨーロッパ旅行では、教会や大聖堂に入るたびに拝観料がかかるイメージがありました。
しかし、今回のドイツ旅行では、教会や寺院に入るだけなら無料のところが多く、気軽に見学できました。
もちろん寄付箱はありますし、塔に登る場合などは別料金のこともあります。
それでも、今回の旅で明確に見学料を払った記憶があるのは、ミュンヘンのレジデンツくらいでした。
美しい教会をふらっと見学できるのは、街歩きの楽しさにもつながっていたと思います。
最後の街歩き
ミュンヘンでは、結果的に大きな観光地を次々に回るというより、街の中心部を何度も歩くような過ごし方になりました。
新市庁舎の周辺、マリエン広場、ホフブロイハウスの近く、ホテルの周辺。
同じ場所を何度も歩いているうちに、だんだん街に慣れてくる感覚がありました。
これは、1泊だけの滞在ではなかなか味わえないことだと思います。
旅の最後にミュンヘンを3泊にしたことで、少し落ち着いてドイツの大都市を楽しむことができました。
4日目は朝から空港へ向かったため、ミュンヘンで過ごせる時間は実質3日間でした。
それでも、無理に遠くまで行かず、ホテル周辺を中心に街歩きと食事と買い物を楽しむだけで、十分満足できました。
むしろ、旅の最後にちょうど良い過ごし方だったと思います。
今回のドイツ旅行は、フランクフルトから始まり、ヴュルツブルク、ローテンブルク、フュッセンを経て、最後にミュンヘンへたどり着きました。
小さな町の美しさもあり、大きな都市の楽しさもありました。
その中でミュンヘンは、旅の締めくくりとして、とても良い都市でした。
3泊は長すぎるどころか、ちょうど良かったと思います。
そして最後に残った感想は、かなり単純です。
ドイツのビールは、やはりおいしい。
今回の旅で、すっかりそう思うようになりました。
コメントを残す