カテゴリー: 再挑戦の記録

  • 3-3 散歩中にChatGPTと話して気づいた、英語練習の「順番」問題

    英語が通じないのは、発音のせいだと思っていました。

    最近、昼の散歩の時間を使って、ChatGPTを相手に英語の練習をしています。

    といっても、英会話スクールのようなことをしているわけではありません。

    散歩しながら、その日の午前中にあったことや、午後の予定を、そのまま英語で話す。
    相手は卓ちゃん(ChatGPT)。

    思いついたことを声に出して話し、それをまとめてもらう。
    いわば、散歩中の英語日記を会話形式でやっているようなものです。

    このやり方自体は、しばらく続けていました。


    英語で話しているのに、どこか噛み合わない

    英語の練習として、

    「その日の出来事を英語で話して、まとめてもらう」

    ということをやっていました。

    一見すると、英語で考え、英語で話す、ちゃんとした練習のように思えます。

    でも、続けるうちに、どうも噛み合っていない感覚が出てきました。

    話が、少しずつずれていく。

    「そこを言いたかったわけじゃない」
    「もう少し違うニュアンスだったはず」

    そんな違和感が、毎回どこかに残るのです。

    最初は、発音が悪いからだと思っていました。

    自分の英語は、発音も語彙も決してきれいではありません。
    だから、正しく伝わらなくても仕方がない。そう思っていました。


    問題は英語力ではなかった

    でも、何度か同じことが続いて、少し考え直しました。

    よく考えると、最初の入口がいきなり英語だった。

    整理されていない考えを、そのまま英語にして話している。

    自分では「言ったつもり」でも、実際には情報が抜けたり、意図とは違う形で伝わっていた。

    これでは、正確に理解してもらえなくても不思議ではありません。

    発音の問題というより、順番の問題だったのだと思います。


    発想を逆にしてみた

    そこで、やり方を変えてみました。

    まず、日本語で話す。

    昼の散歩中に、午前中にあったことや午後の予定を、日本語でそのまま話す。

    それを卓ちゃんにまとめてもらい、英語にしてもらう。

    その英語を一度読んでから、改めて自分で英語で話してみる。

    順番は、

    日本語 → 英語 → 話し直し

    この流れに変えてみました。


    やってみると、驚くほど楽だった

    この順番に変えた途端、いくつかのことが同時に楽になりました。

    まず、伝えたい内容がきちんと理解されているという安心感があります。

    日本語で一度整理しているので、話の軸がぶれません。

    その上で英語を話すと、発音や表現が多少つたなくても、内容そのものは崩れない。

    結果として、「正しく話そう」とするよりも、「話すこと」に集中できるようになりました。


    英語の練習と日記が同時に終わる

    会社に戻ってから、まとめてもらった英語をそのままGoogleカレンダーに貼り付けました。

    それで、その日の英語日記は完成。

    英語を話す練習をして、内容も整理できて、日記も残る。

    一つの流れで、いくつかのことが同時に終わる感覚がありました。


    今回の気づき

    英語が通じなかった理由は、発音だけではありませんでした。

    先に英語で話そうとしたこと。
    それ自体が、無理のある順番だったのだと思います。

    日本語で考え、英語を確認し、その上で話す。

    遠回りに見えて、実は一番安定するやり方でした。


    まだ途中だけれど

    この方法で、急に英語が上達したわけではありません。

    発音も、相変わらず怪しいところはあります。

    それでも、「話しても伝わらない」というストレスは、かなり減りました。

    英語の練習は、気合よりも、順番。

    散歩中にChatGPTと話す今回の試みは、そのことを改めて実感させてくれました。

    しばらくは、この形で続けてみようと思っています。


    発音や聞き取りについての試行錯誤は、こちらにも書いています。

    ▶︎ Rの発音、喉じゃなかった。舌と唇だった話
    ▶︎ ヒアリングができない理由は5つある。でも最初にやるべきは1つだった話

    ▶ 目次ページに戻る
    (はじめてこのブログを読む方へ)


  • 2-1 Rの発音、喉じゃなかった。舌と唇だった話


    RとLが、毎朝ぐちゃっと混ざる人へ

    RとLの音が、どうしても聞き分けられない。
    何度聞いても、同じ音にしか聞こえない。

    長い間、「喉の使い方が悪いんだ」と思っていました。
    でも実際は、原因はまったく別のところにありました。

    英語の勉強は、毎日やっている。
    時間は短いけれど、触れない日はない。

    駅まで歩く間は「カサブランカ」で英語のヒアリング。
    電車に乗ったらDuolingo。
    会社に着いたらlrProを5分くらい。

    いわゆる朝のルーティンは、もうほぼ固まっている。

    それでも――
    今日も、見事にやらかした。

    ここから先は、私が実際に使っているIrProの練習方法の話です。

    load / read / road / lock
    

    このあたりが、頭の中でぐちゃっと混ざる。

    聞こえないというより、
    RとLが自分の中で整理されていない感覚

    「あ、またか……」
    何度も味わってきた、あの感じだ。


    さすがに気になって、Studyパートを見返した

    IrProの冒頭には「Study」という解説パートがある。

    正直に言うと、
    ここはずっと流し見していた。

    「まあ、Rの説明なんて知ってるし」
    どこかで、そう思っていたんだと思う。

    でも今日は、違った。

    改めてちゃんと読んでみて、
    ちょっとした衝撃を受けた。


    僕が勘違いしていたRの正体

    Rの説明に書かれていたのは、だいたいこんな内容だった。

    • 舌を奥に引っ込める
    • 舌の両端を歯に近づけるように広げる
    • 唇の上下を軽く合わせるようにして音を出す

    ①の「舌を奥に引く」は知っていた。
    というか、R対策はそれだけを意識していた。

    そしてずっと、

    Rって、喉の奥から“うなる”ように出す音なんだ

    と思い込んでいた。

    でも、違った。


    Rは、喉で作る音じゃなかった

    Rは、喉で頑張って作る音じゃない。
    舌と唇で「音が出やすい状態」を作る音だった。

    特に意外だったのが、
    舌の使い方と、唇の形。


    舌の「両端」を使うという発想

    「舌の両端を歯に付けるようにする」

    最初は、正直ピンとこなかった。

    でも考えてみると、
    英語のRでは舌先はどこにも触れない。

    舌の中央が、少しだけ盛り上がる。

    舌の両端を支点にすると、
    舌先が自然に浮いたまま安定する。

    その結果、
    口の中に適度な空間ができて、
    **R特有の音になりやすい“口の中の状態”**が作られる。


    唇は「横」じゃなく「すぼめる」

    もうひとつ、完全に誤解していたのが唇だった。

    Rを発音するとき、
    口を横に引くイメージを持っていた。

    でも実際は、
    少しすぼめ気味になる。

    喉で頑張るのではなく、
    口の前側で音を整える感じ。

    ここは、本当に目からウロコだった。


    load と road が混ざる理由

    考えてみれば、当たり前の話だった。

    Rの音が安定していないから、
    load と road の違いも曖昧になる。

    聞き取りと発音は別物のようで、
    実際は同じ仕組みを使っている

    舌を奥に引くだけでは足りない。
    Rは、舌と唇をセットで使って、
    音が出やすい状態を作る必要がある。


    今日の気づきは、わりと大きかった

    正直、
    「これで一気に聞き取れるようになった!」
    という話ではない。

    でも、

    • Rは喉の音じゃない
    • 舌の形と唇の使い方が重要
    • Studyパートは流し見しない

    この3つが腑に落ちただけで、
    明日また聞いたとき、何かが変わる気がしている


    今日の結論(自分用メモ)

    • Rは喉の奥から出す音じゃない
    • 舌の形と唇の使い方が重要
    • 解説パートは意外と大事

    明日また聞いたら、
    load と road が、少し違って聞こえるかもしれない。

    そう期待しつつ、今日はここまで。


    補足:RとLの練習で使っているアプリ

    僕がRとLの聞き分けで使っているのが、
    IrPro という発音・ヒアリング特化のアプリ。

    正直、派手さはない。
    でも「なぜ聞こえないか」「どこが違うか」を
    ちゃんと言語化してくれるのがありがたい。

    興味がある人は、公式ページを一度のぞいてみてもいいかもしれない。

    (※https://www.tonarinotony.com/ios-application-textbook/


    発音や聞き取りを意識しすぎると、
    英語が「訓練」になってしまうことがあります。

    私の場合、それが続かなくなる原因でした。

    完璧に聞き取れるようになりたい、というよりも、
    英語との距離を完全に切らさずにいられるかどうか。
    その方が、ずっと大事だと感じています。

    そんな時期に助けになったのが、
    映画のセリフを文字で確認しながら進められる教材でした。

    特に、映画『カサブランカ』の英語表現を
    ストーリーの流れに沿って追えるものは、
    「今日はこれだけでいいか」と思える、
    ちょうどいい逃げ道になっていました。

    興味がある方は、
    どういうものか一度のぞいてみてもいいかもしれません。

    ▶︎ 映画で覚える英会話『カサブランカ』(Amazon)


    RとLの聞き分けは、短期間で劇的に改善するものではありません。
    でも、「なぜ聞こえないか」が分かるだけで、気持ちはかなり楽になります。

    このブログでは、こうした試行錯誤を記録しています。
    最初から読みたい方は、こちらからどうぞ。

    ▶︎ このブログについて|英語が聞き取れない大人の再挑戦

    今回のRの話は、自分の中ではかなり大きな気づきでした。

    ただ、聞き取れない理由は、RやLだけではないことも分かってきました。

    英語が聞き取れない理由を、自分なりに整理してみた記事はこちらです。

    ▶︎ ヒアリングができない理由は5つある。でも最初にやるべきは1つだった話

    そして最近は、発音だけでなく「話す順番」そのものも大事なのではないか、と感じています。

    英語でいきなり話すのではなく、一度整理してから話す。

    そんな小さな工夫で、アウトプットのストレスがかなり減りました。

    ▶︎ 散歩中にChatGPTと話して気づいた、英語練習の「順番」問題


    目次ページに戻る
    (はじめてこのブログを読む方へ)

  • 1-2 英語が聞き取れない理由は5つあった。でも最初にやるべきは1つだった話

    前回、Rの発音について書きました。

    舌と唇の使い方を意識するだけで、
    聞こえ方が少し変わるかもしれない。
    そんな手応えを感じた一方で、
    「聞き取れない理由は、Rだけじゃないな」とも思いました。

    一昨日、たまたまYouTubeで流れてきた英語学習の動画を見た。
    正直、最初は「またよくある話かな」と思っていた。

    でも、その中の一言に妙に納得してしまった。

    「正しく発音できない音は、聞き取れるようにはならない」

    ああ、確かにそうだと思った。
    精神論でも根性論でもなく、かなり冷静な指摘だ。

    自分の中に“出せない音”は、
    聞こえてきても脳が正しく処理できない。
    だから、いくら聞いても「聞いた気になる」だけで終わる。

    その流れで、
    「じゃあ結局、ヒアリングができない理由って何なのか?」
    という話になり、動画では5つの理由が挙げられていた。

    聞き取れない理由は、この5つ

    1つ目は、正しい発音を知らないこと。
    RとL、th、bとvなど、
    そもそも音の違いが分かっていない状態。

    これは単語をどれだけ覚えても、
    聞き取りには直結しない。

    2つ目は、単語と単語がくっつくこと。
    英語は単語を一語ずつ発音しない。

    want to が wanna になったり、
    pick it up が pickitup になったりする。

    知っている単語なのに、
    音がつながった瞬間に別物に聞こえる。

    3つ目は、音が省略されること。
    書いてある通りには、発音されない。

    next や friend のように、
    最後の音が弱くなったり、消えたりする。

    「全部聞こえないとダメ」
    と思っていると、ここでつまずく。

    4つ目は、単語の最後と次の単語の頭が影響し合うこと。
    did you が didʒu になったり、
    don’t you が dontcha になったりする。

    音がつながるだけでなく、
    まったく違う音に変わるパターンだ。

    これを知らないと、
    聞こえているのに認識できない。

    5つ目は、リズムとスピード。
    英語はすべての単語を同じ強さでは読まない。

    強い単語だけが目立ち、
    弱い単語は潰れて消える。

    結果として、
    「知っているはずの単語が聞こえない」
    という現象が起きる。

    で、結局どこからやるべきか

    5つ並べると、正直どれも重要に見える。
    でも、動画を見ていて一番しっくりきたのはこれだった。

    入口は、正しい発音。

    正しく発音できる音が増えると、
    単語の連結も、音の省略も、
    「変化として予測できる」ようになる。

    前回書いたRの話も、まさにここにつながる。
    舌と唇で音を作れるようになると、
    聞こえ方も少しずつ変わってくる。

    結局、
    「聞く練習」というより、
    聞こえない理由を一つずつ減らしていく作業なのだと思う。

    自分の場合、
    その中でも特に引っかかっていたのが、
    LとRの音でした。

    頭では分かっているつもりでも、
    音だけで聞くと、自信が持てない。

    その感覚について、
    次の記事で、もう少し具体的に書いています。

    ▶︎ LとRが聞き分けられない話

    ▶ 目次ページに戻る
    (はじめてこのブログを読む方へ)

  • 4-0 Duolingoと今のリスニング習慣

    Duolingo2年半と今のリスニング習慣

    現在は、無理のない形で英語学習を続けています。

    Duolingoは2年半ほど継続しており、スコアは113です。毎日少しずつでも英語に触れることを意識しています。

    また、映画『カサブランカ』を英語字幕ありで視聴したあと、歩きながら音声だけを聞くという習慣も続けています。

    実は、最初は昔買ったDVDをiPhoneに取り込もうとしました。

    英語訳の本も持っていたので、「これでいけるはず」と思ったのです。

    でも、DVDを取り込む作業が思った以上に面倒でした。

    そこで結局、Apple TVで改めて『カサブランカ』を購入しました。

    合理的かと言われると微妙ですが、「すぐに始められること」を優先しました。

    完璧な準備よりも、続けられる形のほうが大事だと思ったからです。

    映画『カサブランカ』は、セリフが比較的クリアで、学習素材としても使いやすい作品です。
    そして何より、セリフがかっこいい。

    リックがバーで女性にこう言う場面があります。

    “That’s so long ago, I don’t remember.”
    “I never make plans that far ahead.”

    意味はシンプルなのに、あの間と空気感があるだけで、妙に印象に残ります。

    全部を完璧に聞き取れなくても、「あ、今の一言、かっこいいな」と思える。
    その瞬間があるだけで、もう一度聞いてみようという気持ちになります。

    英語訳の本を使って音読することもあります。

    内容を追いながら英語に触れられるので、「勉強」というよりも「作品を味わう」感覚に近いのが続けやすい理由かもしれません。

    映画を教材として使うなら、英語字幕付きで何度も見返せる環境があると便利です。

    私が使っているのは、Apple TVで購入した『カサブランカ』ですが、
    書籍版の英語対訳も学習には使いやすいと感じています。

    ▶︎ 映画で覚える英会話『カサブランカ』(Amazon)

    最近は、Speechling や IrPro といった英語学習アプリも使い始めました。特にLとRの音の違いを意識して聞くようにしています。

    劇的な変化はありませんが、以前より英語の音に注意を向けられるようになってきたと感じています。

    こうした習慣で、
    英語が「分かるようになった」と言えるほどの変化は、
    正直まだありません。

    でも、
    以前よりも英語の音に注意を向けられるようになり、
    聞こえないことに対して、
    必要以上に落ち込まなくなりました。

    今は、
    完璧に聞き取れることよりも、
    英語の音を追いかけ続けられていることの方が、
    大事だと感じています。

    そもそも、
    なぜそこまでして英語を聞き続けたいのか。

    次の記事では、
    英語をやり直している一番の理由について、
    あらためて書いています。

    ▶︎ 映画を字幕なしで楽しみたい理由

    ▶ 目次ページに戻る
    (はじめてこのブログを読む方へ)

  • 2-2 LとRが聞き分けられない話

    LとRが聞き分けられない…英語が聞き取れない大人の再挑戦記録

    英語をやり直そうと思った一番の理由は、英語が「聞き取れない」と強く感じるようになったからです。

    特にショックだったのが、LとRの聞き分けがほとんどできていないことでした。頭では違いを理解しているつもりでも、音だけで聞くと自信が持てません。

    light と right
    glass と grass

    こうした単語が、同じように聞こえてしまいます。

    これは発音の問題というより、耳が英語の音に慣れていないことが原因だと感じました。大人になってからの英語学習では、まず「聞く力」を鍛え直す必要があるのだと思います。

    このブログでは、LとRの聞き分けを中心に、英語が聞き取れるようになるまでの試行錯誤を記録していきます。

    LとRが聞き分けられない問題は、
    一気に解決するものではありません。

    でも、
    「どこが分からないのか」
    「なぜ自信が持てないのか」
    が分かってくるだけで、
    向き合い方はずいぶん変わりました。

    完璧に聞き取ろうとするよりも、
    毎日少しずつ、
    英語の音に触れ続けること。

    自分の場合は、
    その積み重ねがいちばん現実的でした。

    次の記事では、
    今続いているリスニングの習慣について、
    具体的に書いています。

    ▶︎ Duolingoと今のリスニング習慣

    目次ページに戻る
    (はじめてこのブログを読む方へ)

  • 1-1 TOEIC745点でも聞き取れなかった話

    1-1 TOEIC745点でも聞き取れなかった話

    TOEIC745点でも英語が聞き取れなかった現実

    私は約40年前にTOEICを受け、745点を取ったことがあります。当時は、英語がそれなりにできると思っていました。

    しかし年月が経ち、英語を使わない期間が長くなるにつれて、英語の音がほとんど聞き取れなくなっていることに気づきました。

    単語や文法は、見れば理解できます。それでも、音声になると内容が頭に入ってきません。

    TOEICの点数と、実際のリスニング力は別物だと、今になって実感しています。だからこそ、今は点数よりも「英語の音に慣れること」を重視しています。

    TOEICの点数と、実際に英語が聞き取れるかどうかは、
    どうやら別の話らしい。

    じゃあ、自分の場合はいったい何が引っかかっていたのか。

    いろいろ考えてみて、
    一番最初に向き合うことになったのが、
    Rの音でした。

    ▶︎ Rの発音、喉じゃなかった。舌と唇だった話

    目次ページに戻る
    (はじめてこのブログを読む方へ)