銀行との直接のやり取りだけでは、話が前へ進まなかった。
そこで私は、銀行以外の相談窓口を探した。
2022年10月13日。
消費者センターに連絡した。
しかし、
「事件性のあるものは扱えない」
という回答だった。
翌10月14日。
私は、全国銀行協会の相談室へ連絡した。
銀行との取引に関する相談や苦情を扱う窓口である。
私はこれまでの経緯を説明し、銀行の回答書をもう一度確認できるようにしてほしいと頼んだ。
知りたいことは、最初から変わっていない。
約1,455万円は、誰に、どのように支払われたのか。
本人が受け取ったというのであれば、その根拠は何なのか。
そして、2006年6月8日に行員Aは本当に退職したのか。
全国銀行協会を通じて話をすれば、これまでとは違う具体的な説明が出てくるかもしれない。
私は期待していた。
四日後の10月18日。
銀行から連絡があった。
その趣旨は、
以前、代理人の弁護士宛てに回答書を送付している。
したがって、本人側にはすでに回答済みである。
というものだった。
私は、また同じ場所へ戻ってきたような気がした。
銀行は、
「回答書を送った」
と言う。
K社長は、
「持っていない」
と言う。
回答書をもう一度送ってほしいと頼んでも、
「すでに送っている」
という説明が返ってくる。
もちろん、銀行側から見れば、正式な代理人である弁護士へ書面を送った時点で、回答は完了しているのかもしれない。
同じ書面を何度も送る義務があるのかどうかも、私には分からない。
だが、K社長本人は、預金が誰に支払われたのか分からないままだった。
私も分からない。
回答書の中には、その答えが書かれているのかもしれない。
あるいは、
「銀行に返金義務はない」
という結論しか書かれていないのかもしれない。
それを確かめるには、実物を見るしかなかった。
そこで私は、今度はその回答書が送られたという弁護士を確認する必要があると考えた。
ここでは、その弁護士を「弁護士D」としておく。
存在すると言われている一通の回答書。
それを探すことになった。
→ 第6話_「確認できなかった回答書」へ
第5話 「回答書は送っています」
銀行との直接のやり取りだけでは、話が前へ進まなかった。
そこで私は、銀行以外の相談窓口を探した。
2022年10月13日。
消費者センターに連絡した。
しかし、
「事件性のあるものは扱えない」
という回答だった。
翌10月14日。
私は、全国銀行協会の相談室へ連絡した。
銀行との取引に関する相談や苦情を扱う窓口である。
私はこれまでの経緯を説明し、銀行の回答書をもう一度確認できるようにしてほしいと頼んだ。
知りたいことは、最初から変わっていない。
約1,455万円は、誰に、どのように支払われたのか。
本人が受け取ったというのであれば、その根拠は何なのか。
そして、2006年6月8日に行員Aは本当に退職したのか。
全国銀行協会を通じて話をすれば、これまでとは違う具体的な説明が出てくるかもしれない。
私は期待していた。
四日後の10月18日。
銀行から連絡があった。
その趣旨は、
以前、代理人の弁護士宛てに回答書を送付している。
したがって、本人側にはすでに回答済みである。
というものだった。
私は、また同じ場所へ戻ってきたような気がした。
銀行は、
「回答書を送った」
と言う。
K社長は、
「持っていない」
と言う。
回答書をもう一度送ってほしいと頼んでも、
「すでに送っている」
という説明が返ってくる。
もちろん、銀行側から見れば、正式な代理人である弁護士へ書面を送った時点で、回答は完了しているのかもしれない。
同じ書面を何度も送る義務があるのかどうかも、私には分からない。
だが、K社長本人は、預金が誰に支払われたのか分からないままだった。
私も分からない。
回答書の中には、その答えが書かれているのかもしれない。
あるいは、
「銀行に返金義務はない」
という結論しか書かれていないのかもしれない。
それを確かめるには、実物を見るしかなかった。
そこで私は、今度はその回答書が送られたという弁護士を確認する必要があると考えた。
ここでは、その弁護士を「弁護士D」としておく。
存在すると言われている一通の回答書。
それを探すことになった。

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